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沖縄慶良間海峡のクジラ

渡嘉敷島の海には、冬の間、地球上で一番大きな生き物であるクジラが住んでいます。

フェリーけらまに乗っていると、何やら甲板に出ていた人達が騒いでいるのに気が付きます。{何だ?}と思っていると?ブリッジ(船長室)から、客席に向かって放送が流れてきます。

「前方10時の方向にクジラを発見!」

すかさず駆け足で、甲板に出てみると、少し船が傾いているのに気付く!乗客皆が、クジラを一目見ようと、集まっているのだ。足元に注意しながら、海を見るとクジラが豪快にブリーチ(はっきりとした理由は、分からないが、オスがメスに対して力をアピールしている様子)をしているのが目に入ってくる。クジラのブロー(息継ぎ)のブホー!という大きな音や30tもあるクジラが、水面から飛び上がる姿を見かけると、自然に生きる動物の姿に感動します。約五分間クジラを見ていると、大きな尻尾を上げて海に潜っていくのが分かる。しばらくの間海を見ているが、クジラの姿は、見ることが出来なかった。

ふと前方を見ると、渡嘉敷島の影が見えてくる。もう少しで到着だ。

ホエールウォッチング
■開催期間 1月〜3月
■問い合わせ先  

慶良間諸島周辺に来るクジラはどんな種類がいるのかな?

沖縄慶良間海峡のクジラ

沖縄慶良間海峡のクジラ

クジラは、魚とは違い哺乳動物です。

最長30メートルのシロナガスクジラから、体調5メートルのアカボウクジラまで、およそ80種類ですが、沖縄に回遊しに来るクジラは、体調14−15メートルのザトウクジラです。

クジラは、大きく分けると2グループに分けられます。ハクジラとヒゲクジラに分かれるんですよ。ハクジラには、歯があって上下で200本あり、しかも肉食です。一方ヒゲクジラは、歯の代りにヒゲがあります。これは、歯茎の粘膜が変化したもので、上あごにだけ200−300本生えているんです。構造は、人間の爪のような角質の官が集まった板状で、細かく分かれておりブラシのようになっています。

とかしきに来るザトウクジラは、このヒゲクジラ科です。ヒゲクジラは、遠くベーリング海峡やアラスカ方面の寒水期に(日本では、夏にあたる頃)プランクトンや小魚などをヒゲでこして食べています。寒い時期に栄養を沢山蓄えて沖縄12月〜3月頃に回遊してくるんですよ。繁殖場と菜食場の両海域で群れを作って毎年同じ回遊ルートを泳いでいます。


どうして、渡嘉敷島周辺にクジラが来るのか!その理由を教えます。

沖縄慶良間海峡のクジラ

理由は、大きく分けて3つ。出産・子育て・繁殖のためです。

遠い寒冷の海で栄養を蓄えたザトウクジラは、沖縄の穏やかな入り江で出産します。母クジラは、決して子クジラから離れません。危険を感じると子クジラを抱くように腹部の下に隠すんですよ。哺乳動物ですから、お乳を飲みます。出産後早くもオスのクジラが、メスに求愛をするんですよ。だから群れになっているクジラは、メス一頭に対して複数のオスが取り囲んでいるんですよ。授乳は、約1年続きます。生まれたばかりの子クジラは、20分もするとスムーズに泳げるようになります。さらに12時間ほどで、ドルフインキックをしたり、お乳を飲むようになるんです。

そして水が22℃くらい温かくなったころ、沖縄からアラスカの方に旅立って行きます。クジラは、一年に一回出産をします。


ぜったい聞きたい!ザトウクジラのラブソング!

沖縄慶良間海峡のクジラ

クジラの中でもザトウクジラは、歌を歌います。

仲間同士の交信の役割もしますが、ザトウクジラが無く理由は、主にメスへの求愛のためだと言われています。

クーウォーンと低周波音の泣き声を出して繁殖期の低緯度の沿岸海域で、オスだけが歌います。この歌声は、なんと群れごとによって曲が違っているのです。一曲大体5分間程度で、すごいのは、息継ぎのブロー(潮吹き)をして歌が途切れても、後からちゃんと続きからうたいだすのです。


クジラも寝ます

沖縄慶良間海峡のクジラ

クジラは、人間と同じく肺呼吸をしています。

呼吸をするときは、ブローと言って息継ぎのために水面に上がってきます。皆が良くクジラを見る事が出来るのは、この瞬間です。
また、睡眠もとります。ほとんど、うたた寝状態で、水面に浮いていて大きな背中を見ることが出来ます。水面で寝ているため良く事故にあいます。
寝ているときもゆっくりと波に押されてただよっているので、速度を上げている船とぶつかったりします。クジラは、目が悪い代わりに聴覚が発達しています。クジラは、エコロケーションと呼ばれる高い周波数を発信して、海底にある障害物を感知しています。      


案内人この記事の案内人は 【  】 久野