水の中でもスイスイ、道路の上ものんびりと自然が多い渡嘉敷島にはシリケンイモリもいっぱいだ!
シリケンイモリ
| ■目撃できる場所 |
山の中の池や水溜り。雨降りの道路 |
| ■危険性 |
体にフグと同じテトロドトキシンという毒をもっているので触らない。触っても目や口などをこすらない事
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シリケンイモリのおうちはどこ?
ふだんはあまりお目にかかることのないシリケンイモリ。
両生類なので、ふだんは水の中で生活をしている。
水をはった田んぼに近づき、静かにのぞき込んでみよう。小さな黒い生物が点々と見える。
渡嘉敷島は2期作で稲作が行われているので2月から10月くらいまでは田んぼに水があるのでシリケンイモリも安心だ。
それ以外の山の中では湧き水や沢の水溜りをのぞいて見る。狭いスペースにシリケンイモリがいっぱいだ。
両生類とはいえ、乾燥には弱いシリケンイモリは、常に水がある場所が自分のおうちになっている。
雨が降れば登場します
ふだんは山の中や田んぼにいて、あまりお目にかかれないシリケンイモリも、雨の日ばかりは簡単に見つけることができる。
乾燥に弱いので、普段は水溜りや池の中だが、雨が降って湿った道路なら問題がない。
どこから出てくるのか湧いたように道に現れる。
林道を通れば、車が通れないくらいに道にあふれている。ここぞとばかりにエサを求めてはいだして来るのである。
見た目はグロテスク、でもとってもかわいい
爬虫類のヤモリ(家守)や両生類のイモリ(井守)、はトカゲと同じような姿をしているので、見た目はかなり、怖そうだ。
色も表が黒、ウラがオレンジとかなり歪な色をしている。
このシリケンイモリは、皮膚と筋肉にフグと同じテトロドトキシンという毒をもっていて、たしかに危険だが、これも身を守るための動物の防衛本能?である。こちらから仕掛けなければ襲ってくるということは全く無いので、触らなければ安全である。
そんな見た目に怖そうなシリケンイモリではあるが、歩く姿はほほえまししい。
水の中ではくねくねと体を動かし、スイスイと泳いで機敏なところを見せるのだが、いざ陸上となると勝手が違うようだ。
少し重たい体をヨイショ、ヨイショと動かしているように見える。近づいてみるとあわてた様子でテクテクとだが、やっぱりゆっくりと動く姿はとってもかわいい。
天敵は人間?
体にフグと同じテトロドトキシンという毒をもっているので、天敵は少ないのだろうか。渡嘉敷島にもたくさんいるカラスでさえねらわないようだ。
だが、そんな天敵の少ないシリケンイモリでさえ絶滅の危機を危惧されている。
陸上での動きが遅いため、通りすがりの車などに轢(ひ)かれて死んでいるシリケンイモリをよく見かける。
また、近頃は側溝から山に戻れるような工夫をされた側溝も増えてきたが、舗装された道路の道脇にできた側溝に、山から出たシリケンイモリが落ちてしまうと、はい上がれずにそのまま流されて死んでしまうという。
そう考えるとシリケンイモリの天敵なるものは、われわれ人間かもしれない。

この記事の案内人は 【 とかしき原人 森野 】
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