日が暮れてからも、とかしきの一日はまだまだ続きます。
夕食後、晴れていたらぜひともアハレンビーチにくりだしてみましょう。
集落内とは比べものにならないぐらいの星の数に驚くことでしょう。
ビーチには街灯などの灯りがほとんどないため、星を観る条件に恵まれているのです。
何はともあれ、しばらくはぼんやりと、文字通り数えきれない星々に圧倒されてみてはいかがでしょうか。
目がなれてくるにつれて、さらに星の数が増えてくるはずです。
ビーチのほぼ正面からずぅ〜っと頭の上の方に、帯状にのびるもやのような雲のように伸びているのが、天の川です。
そうこうしているうちに、そろそろ流れ星の1個や2個、見られることでしょう。
ビーチにごろんと寝転べば、視界は一気に広がり東西南北180度の大パノラマが展開されるでしょう。
ビールの酔いにまかせてこのままウトウト眠ってしまうのが、夏のビーチの正しい時間の過ごし方かもしれません。
何百万年も前の光景の下、気が遠くなるような懐かしさを、感じてみませんか?
アハレンビーチに背を向けて北の空から北斗七星かカシオペア座を見つけてみましょう。
どちらかが見つかれば、小学生の理科で習ったことを思い出して、北極星を探してみましょう。
北極星を見つけて、おおよその東西南北を確認したら、今度は星座盤を使っていよいよ本格的に星座探しに挑戦です。
天気のいい時ほどたくさんの星が見えるので、その中から特定の星座を見つけるのは最初難しいかもしれません。
それでも慣れてくると、やぎ座、みずがめ座、白鳥座など次々とみつけられるはずです。
そして、星座をつくっている星が、他の星よりもひときわ輝きが強いことに気づくでしょう。
これらの星の中には100万光年も離れているものもあります。つまり、今現在眺めている星は実は100万年前の姿だということになります。
私たちの日常感覚とあまりにもかけはなれた時間の単位に、今更ながら気が遠くなるよう感覚おそわれてしまいそうです。
日光浴でほてったカラダは、月光浴でさます。あらためて月の偉大さに思いをよせる。
半月をすぎたあたりから、月の明かりはグングン輝きを増してきます。
アハレンビーチには、街灯など全くありませんが、懐中電灯がなくても、十分散歩できるくらいの明るさです。
つくづく月明かりの強さを実感できる瞬間です。こんな時にしか意識することのない月ですが、実はわれわれの暮らしの中に密接に関係しています。
ここ渡嘉敷等、沖縄の離島ほど旧暦(太陰暦)を暮らしの中で多用している土地は他にはないのではないでしょうか。
盆、正月はもちろん、様々な行事が旧暦で行なわれます。浜下り、ハーリー、綱引き等数えればキリがありません。
もちろん日々釣りや漁をする人にも潮の満ち干は重要な問題です。
このように様々な生活の局面で月が大きな力を及ぼしているのです。
いいかえれば、島の暮らしは自然のリズムの中で流れていっているといえるのかもしれません。

この記事の案内人は 【 かめーかめー(食べて食べて)の 佳奈子 】
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